むし歯・歯周病を防ぐ歯みがき習慣
むし歯や歯周病の原因となる細菌は歯に付着した歯垢の中にいるので、これを落とせば、むし歯や歯周病を防げます。さらに、フッ素配合ハミガキ剤を使用すると、歯質を強化し効果的に汚れを除去することができます。
食後すぐに歯をみがくのがよいのはなぜ?
- 口の中の細菌が、
食べはじめから酸を
産生するからです - 耳かき一杯(1mg)の歯垢には、1億個以上もの細菌がいます。この細菌が、食事をはじめるとすぐに、食べ物の中の糖質を栄養にして酸を産生します。これを防ぐために、食後すぐに歯みがきをして歯垢を落とすのです。
食事中・食後、口の中のpHはどうなっているのか
知って防ぐ、歯みがきの3つの目的
- 歯垢や歯の汚れを落とす
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- ① 1日に2回以上(そのうち1回は就寝直前)
- ② ハブラシの毛先を歯と歯の間や溝に届かせる
- ③ 歯列全体と、歯と歯の間、歯と歯肉の間を2分間以上みがく
- ④ デンタルフロスも使う
- ハミガキ剤のフッ素を歯のすみずみまで広げる
ハミガキ剤には、汚れを落とす成分のほかに、むし歯予防に効くフッ素など薬効成分が含まれています。こうした成分を、歯の表面や口のすみずみまで広げることが大切です。すすぐときは、フッ素の効果が減弱しないように少量の水で1、2回のブクブクうがいに留め、あまりすすぎすぎないようにして、歯みがき後2時間は飲食しないようにします。
- 歯ぐきをマッサージする
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歯周ポケットの歯垢や汚れを落とすのと同時に、ハブラシで歯肉をマッサージして血流をよくすることで、歯肉炎の治りをよくします。