スポーツ中の歯の事故を防ぐ
歯を失う原因は、むし歯や歯周病だけではなく、けがによる歯の障害も意外に多いのです。学校やクラブ活動で発生するけが全体の4分の1が歯の障害で、その半分が課外活動(体育系)となっています。競技種目別では、野球が断然多く、バスケットボール、サッカーが続きます。スポーツ用具や相手にぶつかる競技で多くなっています。
障害見舞金の給付 | 給付件数 | 割合 | ||
---|---|---|---|---|
全体 | 2828件 | 100.0% | ||
歯牙障害 | 706件 | 25.0% | ||
歯牙障害の内訳 | 課外活動以外 | 335件 | 47.5% | |
課外活動(体育系) | 371件 | 52.5% | ||
課外活動(体育系) | 野球(含む軟式) | 194件 | 52.3% | |
バスケットボール | 43件 | 11.6% | ||
サッカー・フットサル | 31件 | 8.4% | ||
バレーボール | 21件 | 5.7% | ||
その他のスポーツ | 82件 | 22.1% |
マウスガードの活用
マウスガードの着用が義務化されているスポーツ(ラグビーやラクロスなど)もありますが、歯の障害が多い野球やバスケットボール、サッカーなどでも、けがの予防のためにマウスガードを装着する選手が増えています。