歯周病でも歯が無くなるの?
歯を失うもうひとつの原因に歯周病があります。
細菌が歯肉に炎症(歯肉炎)を起こし、悪化すると歯槽骨が溶ける歯周炎になり、重症化すると歯を抜くことになります。
思春期はホルモンの分泌の影響で歯肉炎になりやすい時期なので、予防と早期の発見・治療が大切です。
歯周病(歯肉炎・歯周炎)の原因と予防
原因となる細菌は歯と歯肉の境の歯垢にすんでいて、歯肉に炎症を起こす物質を産生し、歯石をつくり歯に強固に付着します。予防はむし歯と同様に歯みがきですが、みがくのは歯と歯肉の境がポイントです。歯肉炎ならば2週間ほどの歯みがきで治ります。
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- 健康な歯肉
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健康な歯肉は薄いピンク色で張りがあり、歯肉もしまっています。歯と歯肉の間の溝(歯周ポケット)は狭くて浅く、歯と密着しています。
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- 歯肉炎の歯肉
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歯垢がついて歯肉が炎症を起こし、赤く腫れてブヨブヨし、出血も見られます。こうした状態を歯周炎といいます。歯周ポケットは広がって深くなり、炎症も進行します。
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- 腫れが大きくなっていき、歯肉を隠すほどになり、自然に血がにじみ、痛みを感じ出します。歯石も増えてむし歯のリスクも高くなり、口臭も出てきます。放置すると悪化して歯を支える歯槽骨が溶け、歯周炎に進行します。
※喫煙は歯肉の血行を妨げて歯周病を悪化させます。
- 腫れが大きくなっていき、歯肉を隠すほどになり、自然に血がにじみ、痛みを感じ出します。歯石も増えてむし歯のリスクも高くなり、口臭も出てきます。放置すると悪化して歯を支える歯槽骨が溶け、歯周炎に進行します。
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- 歯周炎が進行すると、歯槽骨が溶けてグラグラする歯は、抜かなければならなくなります。抜歯の原因で最も多いのが歯周炎です。歯を抜いて、放置すると隣接する歯が傾斜したり、かみ合わせが悪くなり食べ物がかみにくくなります。