インタビュー08インタビュー時年齢:42歳(2016年12月6日)
再生時間:02:53 アップロード日:2017年12月04日
私、当時母乳をまだ飲ませてたんですね。で、結構頻繁に飲ませてて。で、あの、mixiを当時やってて、mixiの、母乳のコミュニティっていうのがあって。みんな、「乳腺炎になったけどどうしてますか」とか、その、「母乳の人、いつやめますか」とか、何かいろんなこう、ディスカッションをするようなコミュニティがあって、やっぱり母乳の子ってむし歯になりやすいので、夜どうしてもこう、飲ませながら寝ちゃうので、夜だらだらだらだら飲むことになっちゃって、寝ながら。で、母乳ってのはどうしても甘いですから、むし歯になりやすいっていうふうにみんな心配していて、その母乳のコミュニティでは。
で、そこでむし歯の話をされてるところがあったんですけど、そこをのぞいてみたら、A先生の書いた本がバイブルのようになってたんですね。で、そのA先生の書かれた本っていうのは、その母乳でできたむし歯っていうのは神経までいかない、いいむし歯だって。神経までいくむし歯っていうのはお菓子とかジュースとかそういうものでできたむし歯で、母乳でできたむし歯というのは、磨いていれば進行が止まるし、進行が止まればもうそれは「花まるむし歯」であって、むし歯ではありません。だから、磨きましょう。削るなんてもったいないっていうふうに書いてあって、で、あの、そうなんです。「あ、これだ、削らなくていいんだ」と思って。
そのA先生というのは、もともと、あの、地域の小児歯科検診をずーっと専門でやってた方で、30年ぐらいずーっとやられてた方で、日本一子どもの歯を診てますという方です。それで、その方が、ちょうどその地域のお勤めを辞めたばかりでして、退職されたばかりで、それでまあ、そういうのもあって、すぐ来てくれたんですね。もうほんとに数日後に。そのときに、本と同じように、母乳でできたむし歯は「花まるむし歯」といって神経までいかないし、まあ、母乳をね、飲ませるってことはお母さんが頑張った証拠でもある、この勲章のようなむし歯なんですよというふうに、何か褒められたというか励まされて。