インタビュー08インタビュー時年齢:42歳(2016年12月6日)
再生時間:03:39 アップロード日:2017年12月04日
子どもが2歳0カ月、2013年の4月に市の2歳歯科検診というのがありまして、そのときに初めて、「むし歯が4本あります」というふうに先生から言われて、しかも、あの、歯のむし歯ってC0が経過観察、C1がこの表面のエナメル質がむし歯になってる、C2になると、あの、そのエナメル質の奥までいってるみたいな感じでC4まであるんですけど、C4になるともう完全に神経までいって、根こそぎないみたいなひどい感じで、その段階で「右上のDがC2までいってます」って言われたんですね。で、「2歳で、その奥歯のC2なんて見たことない」って言われて。いても100人に1人って。
奥歯、臼歯っていうのは、あの、そのDとかEとかの乳歯は9歳とか10歳まで使う歯だから、この2歳でこんなC2までいっててどうするんだって。もう、即刻治療をしに行きなさいって怒られて。しかもこう、実はそこまでそのー、先ほども話したとおり、あの、イヤイヤ期で歯をちゃんと磨けなかったから、私自身も子どもの歯っていうのをよく見たことがなかったんですよ。奥歯っていうのは結構、あの、のぞいてもあまり見えないですから。それで、あの、ミラーで見せられて、そのとき、2歳児歯科検診のときに。そしたらやっぱりちょっと黄ばんでて、ちょっと何か穴が開いてるという感じではないんですけど、削れてるのかなあという感じはしたんですね。
それでものすごい落ち込んで。で、ネットで調べまくって。そうすると、やっぱりどこにも、3歳以下の子どもは歯を治療するときは拘束して治療だっていうふうに書いてあるんですね。で、あの、歯科衛生士の友達に聞いたら、「拘束っていうのはネットでぐるぐる巻きにして、押さえつけて、歯科衛生士がみんなで手足を。それで無理やりに治療するんだ。でも、2歳はそれはしょうがない」って。で、「3歳児超えると、まあちょっと器具に慣れさせたり、あの、言葉で説得したりすれば、少しは治療させてくれることもある。2歳はまず不可能だ」って、どこを見てもネットには拘束で治療だっていうふうに書いてあって。
もうそれを見て、ほんとに恐ろしくなって、とんでもないと思って。そんな、あの、歯を痛がってるわけではないんですよ、C2と言われても。痛くもない歯を、ぐるぐる巻きにされて、もうきっと泣き叫ぶだろうし、まあトラウマになるかもしれない。というか、私がもう、そんな、子どもが拘束されてる姿を想像できない。私が磨いてなかったから、ネットでぐるぐる巻きにされて。
痛くも何ともないって言ってる歯を、しかも拘束までされて。もうそんなのはとんでもないと思って、まあちょっとノイローゼみたいになっちゃったんですね。まあ、主人にはノイローゼ、うつ、むし歯うつっていうふうに言われてたんですけど。