インタビュー07インタビュー時年齢:78歳(2016年12月2日)

#01 40代の頃ざらっとした白いものが舌にでき、当初口内炎と言われていたが、1年経っても治らないので再度受診。その後手術で切除して、前がん病変の白板症と診断された

再生時間:1:25 アップロード日:2017年11月09日

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インタビュー

それは、何年前とは勘定、ちょっとできないけど、私が43歳のとき。で、見つけたのは、その1年前で、近所のお医者さんへ行ったら、「口内炎だよ」って。もう一軒行ったら、また「口内炎だよ」って。白い4センチ四方の、触るとざらざらってする白いものができて、ほいでまた治らないで1年たって、初めに行ったとこの先生に言ったら、「あ、これは大変だ」って言われて。ほいで「細胞検査しなくちゃ駄目だよ」って言われて。それで、近所の病院へ行ったけど、細胞検査しないけど、ただ、あのー、「毎月見せにこなくちゃ駄目だよ」って。「来られなかったら、もう、すぐ取っちゃおう」って言われたんですよ。
 それから、がんセンターへ1人で行って、で、初めは受け付けてもらえなくて、「いついつ、いらっしゃい」って言われて、その日に行って診てもらったら、「まだ、急いで取らなくても、毎月来なさい」って言ってくれて、それで、その先生もがんで(笑)亡くなっちゃって、それと他の先生が、あのー、診て、で、何カ月かは行ってたんですけど、「もう○○さん(ご本人)、取っちゃおうよ」って言って、それで入院して取って、そしたら「がんはなかったよ」って言ってくれて、それで、22日間ぐらい入院したかな。
 
――今のお話で、ちょっと分からなかったところがあるんですけど、えーと、最初に、えー、舌に、あのー、何かざらざらして、で、行って、で、がんじゃないって言われたって、ちょっとおっしゃいませんでした?
そう。そうです。それで、取ったときに「がんはなかったよ」って言われたんです、うん。で、うん、だから、がんはなかった。だから、白板症っていうのは前がん性であって、あのー、ほっぽっとくとがんに変身する病気なんです。だから、まだ変身する前だったから。

プロフィール

インタビュー07
インタビュー時年齢:78歳
(2016年12月2日)

首都圏で夫とともに床屋を営んでいたが、1年前に夫を亡くし、現在は一人暮らし。43歳の時、舌にざらざらした白いものができ、前がん病変である白板症と診断され、手術を受けた。その後、再発したときは外来で治療。さらに2015年に頬の粘膜に再再発した時は、本当のがんだといわれ、入院して手術を受けた。今は普通に会話も食事もできるが、口を大きく開けることができない。病気に負けないよう民謡や社交ダンスを習って大会で優勝したこともある。