インタビュー04インタビュー時年齢:85歳(2016年2月29日)
再生時間:2:54 アップロード日:2016年06月27日
――その、まあ、放置、しばらく放置されてたけれども、その間にも、何か不都合はなかったんですか。
ですから、削ってとりあえず詰めて、こっちへ来たっていう歯もありましたので、当然こっちでね、差し歯なりなんなりにして、とりあえず治していただいたっていうことで。今考えるとね、やっぱり、今の先生なんかそうなんですけれど、全体的に、その、歯を見ながら、どこをどういうふうにしていけばいいかって、ようするに診断ですよね。そういうのがわりあい少なかったんじゃないかなと思うんです。対症療法じゃないですけど。だから、時代、そういう時代だったのかもしれませんね。
――じゃあ、もし神戸で、転勤先の方に、もっと長くいられたら、一応最後まで治療が完了してれば、こういうことにはなってなかったかなっていう…。
んー、ある程度ねえ。ここまで無くならなかったんじゃないかなとは思いますけどね、ええ。ただ、なんていうんですかね、今のように、こう、「ここの歯はこういう状況だから、こういうふうにした方がいいですよ」っていうような、その、いわゆるきちんとした説明ですかね。そういうものっていうのは、昔はあまりなかったですよ。だから、まあ、まあ、やっていただくままというかね、うん。そういうことだったように。それ、わたくしがいけないことなんですけども、突っ込んで聞かなかったっていうことですね。
まあ、今の先生ですと、やっぱり、あの、「全体的にこういう状況で、こっちの方にウェイトがかかってるから、こうした方がいい」とかね、そういうふうな説明がありますし。まあ、あの、入れ歯にしても、負荷のかかる重たい素材がこうでとか、いろいろありますでしょ。ね、そういう、その、いわゆる基本的な説明っていうのが、どっちかっていうと、少なかったんじゃないでしょうかね。聞かない方が悪いのかもしれないんですけどね。