インタビュー04インタビュー時年齢:85歳(2016年2月29日)
再生時間:3:26 アップロード日:2016年06月27日
東京にいたときの先生は、まあ、さっき言いましたようにね、対症療法で、痛い1本をっていうふうな感じでしていただいたんですが、神戸に移ったときの先生が、「あ、ここもですね、ここもですね」っていう感じで、一度に4本も5本もがーがーがーがー、こう、治療始められたんですね。で、まあ、あのころは同意とかそういうのではないですからね。ある程度削るだけ削っちゃったっていうレベルで、なんだかこっちに戻ってきましたもんですからね、やりっぱなしになっちゃってて、それを、まあ、すぐどっか探してね、行けばよかったんでしょうけど、なんか、ばたばたばたばたしてる間に、結局だめにしてしまったっていうんですかね、うん。だから、あの時もうちょっとちゃんとしとけばっていうのはありますね。
――だめにしてしまったというのが、その、治療の途中であったということで?
ええ。
――痛みとかそういうのはなかったんですか。
なかったんですね。だから、削ってしまって、そこへ、こう、詰めるっていうか、あの、簡単なものがねえ、詰まってますでしょ。ですから、それで治まっちゃってたっていうか。そういう状況でしたので、きちんとそれを、まあ、きれいにね、治す段階じゃなくて、何年か過ぎてしまったっていう、ですね。ですから、気が付いたときは何本も一緒に、こう、だめだったっていうことですね。
転勤もありますし、転勤の間に、あの、実は、今(夫が)被ばくって言いましたけど、長崎の、義父が亡くなって義母引き取ったり、いろいろばたばたやってましたのでね、なかなかゆっくりとそういうことをね、あれする暇がなかったので。ま、その、合間に自分勝手ですけど、だいぶ、あちこち(市民)運動で歩き回ってましたから。そっちの方まで手が回らなかったっていうのがほんとですよね。
――あの、体のね、ほかの部分に比べて、歯って…。
そうなんですよ。例えば、お腹が痛いとかね、頭痛いとかっていうようなことだと、もう待ってられないんですけど、なんとなく歯って、我慢しちゃえばできちゃうみたいなとこありますでしょ。それが、うん。やっぱりね、いけなかったんですね(笑)。