インタビュー10インタビュー時年齢:44歳(2017年1月23日)

#01 娘が3歳のころ、アメリカ滞在中に前歯にむし歯が見つかった。現地の歯科医は治療することを勧めたが、ガスで眠らせて治療すると聞いて怖くなり、治療せずに帰国した

再生時間:02:54 アップロード日:2017年12月04日

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インタビュー

娘が、えー、3歳過ぎたころでしょうか。アメリカにいる時に、前歯の間にむし歯が見つかりまして、ちょうど黒く見えるようなむし歯だったんですね。で、もうその時にアメリカだったので、義理の母の知り合いの歯医者さん経由で、ほんとにいくつか歯医者さんを巡りまして、最初の歯医者さんは小児歯科ではなくて、普通の大人の歯医者さんに行ってしまったので、実はそこで「むし歯だね」って言われて、「お母さん、治しちゃう? これなら簡単に治せるよ」って言われて、麻酔をして、治す方向になってしまったんですね。ただ、娘はまだ3歳でしたので、麻酔のあのジリジリする感じが嫌で、大泣きをして、そこでは麻酔だけをして帰ってきました。  で、その後、小児歯科を、ほんとにどこがいいんだろうっていうので、いろんな方に聞きながら、ただ、向こうに住まいがなかったので、同じぐらいの子どもを持つお母さんと話ができなかったので、義理の母のお孫さんなど、もしくはどなたかからの紹介で、小児歯科いいよっていう所に行きました。そこでは、ほんとにプレイルームがあったり、子どもたちがとっても楽しくいられる空間の歯医者さんで、で、子ども、娘はそこで何をするんだろうって思うくらい、歯医者さんとはかけ離れたような空間に座らされて、で、また、そこで座ったままレントゲン撮って、やっぱり前歯、むし歯だったんですね。
 で、そこの先生は女医さんだったんですが、「このまま放っておいたら神経まで行きますので、お母さん、ぜひ治しましょ」っていういふうに言われました。
 で、そこで私は、1回目にもう麻酔を打たれてしまった記憶があったので、子どもにはどういうふうに治療をするのか、あのー、確認したかったので、聞いたら、ところ、「動かなければそのままします。もし動くようなら麻酔をします。それでも無理なら眠らせます」、あのー、睡眠ガスを。
 ちょっとそれを聞いてとても怖くなってしまって、その日は、先生は治したかったんですけれど、私たちは「ちょっと考えさせてください」っていうことで、帰宅をしました。その後、義理の母や夫と話をしたところ、うーん、ちょっと今すぐ治すのはどうだろう、という結論が出まして、他に歯医者さんに行ったとしても同じようだろうから、ここは日本に帰国するまで待とう、というふうに結論は家族では出たんですね。

プロフィール

インタビュー10
インタビュー時年齢:44歳
(2017年1月23日)

首都圏在住・5歳女児の母。アメリカ人の夫とシュタイナー教育の幼稚園に通う娘との3人暮らし。地方公務員として勤務したのちカナダに留学、帰国後いくつかの仕事についたが、出産後は育児に専念。娘が3歳を過ぎたころ、滞米中にむし歯が見つかり、現地の歯科医を受診。ガスで眠らせてまで削る治療方針に納得できず、そのまま帰国したところ、日本では治療不要と言われ、前歯はそのままで、5歳になって奥歯にできたむし歯を治療した。