インタビュー11インタビュー時年齢:67歳(2017年1月28日)
再生時間:02:57 アップロード日:2017年11月09日
今、上のほうはむし歯になりながらも全部あるんですが、下は、手術で左の、真ん中から左の半分、全部取りましたので、えーと、左が全然ありません。顎の骨もなくて。で、右側は、手術では取らなかったんですけれども、あの、徐々に徐々に何か、むし歯がひどくなって、えーと、今は真ん中に1本しか歯がないんですね。で、そこに、その、とても、上手に――あの、いい先生に巡り合ったというか――大きな入れ歯入れていただいて、で、何とか、まあ、しゃべることと、咀嚼(そしゃく)っていうかな、ああ、しゃべることができているという状態です、はい。
――えっと、歯の骨、あの、顎の骨を切られたと。あと、ベロ、舌のほう自体はどんなふうな…。
あ、えっとねー、舌はね、左側を3分の1切りました。で、まあ、後で思うに、その、真ん中だったらもっと大変だったのかなあと思うんですけど、割と左側だったので。舌が、だからこう、何ていうんでしょう、すごいこう、とんがった三角形には残ったっていう感じですかね。
それで、左側のベロのこう、下側をこう、何か口の中、100針ぐらい縫ったって先生おっしゃってて。だから、こう、何ていうんだろう、舌がこう、三角形に残って、この縫ったところが突っ張るので、こう、こっちかたを向いてくれないんですよ。だから、常にこう、左側を向いてる感じ? なので、その、食べるものをこう、何ていうか、舌がこう、一生懸命回してるんですよね。で、それができなかったっていうことですかね。
――いわゆる、その、舌の再建とか、あとは、骨、取った部分の、そこの部分に何かを入れるとか、そういうことはなさらなかった?
えーとね、骨の、あの、腸骨の骨を移植して、ここの顎の骨をもう一遍っていうのは、ずーっと言われてたんですけど。うーんと、5年後に、えーと、腸骨を移植して、手術しましたけど、結果、ほとんど、なくなっちゃった(笑)。
ただ、あの、一番最初の入院手術では、この顎の骨の代わりをしてたのはステンレスだったんですけど、5年後の、その手術の時にはチタンになってたっていうことですかね。で、看護師さんが、「結構おっきな骨移植したのに、何だ、なくなっちゃったのね」なんて言ってくれましたけど。あの、ここ(腰のあたり)、うーん、今自分で触っても結構、腸骨の上のほうはほとんどないですから。あの、それはそれで、まあ、2次障害じゃないですけど、何かこう、体がかしぎやすくなった。倒れやすくなったっていう、何か2次障害のほうが大変でしたね(笑)。