高齢期
喪失歯が増える時期
親知らずを除くと、永久歯は28歯ありますが、65歳以降、歯を失うケースが増えてきます。
70~74歳では、残っている歯が20歯程度となり、その後も、減り続けます。
1本でも多くの自分の歯を残すようにすることが大切です。
たとえ歯の本数が減ったとしても、失った歯に入れ歯を入れ、残った歯を大切にし、「お口のケア」を続けようという意識が大切です。
よく噛むことによりあごの骨や筋肉が動いて血液の循環がよくなり、脳細胞の動きが活発になり、脳の老化を防ぐことにもなります。
食事など噛む力を鍛える工夫も大切です。
入れ歯(義歯)と残っている歯のケア
部分入れ歯や総入れ歯に細菌が付着すると、歯ぐきに炎症を起こす原因にもなります。また、歯石がつくこともあります。
入れ歯に歯垢がつくと残っている歯に、汚れがたまりむし歯になりやすいので、ていねいにみがく必要があります。
セルフケアのポイント
取り外しのできる入れ歯について
入れ歯をはずして流水で清掃します。部分入れ歯の場合は、ばねの部分も小さいハブラシでていねいに清掃します。
寝る前などは、清掃した後、入れ歯用保存容器などケースに入れ、水に浸しておきましょう。
義歯はやわらかいので、強くみがくと傷つくので注意しましょう。
また義歯に細菌がしみ込むと、入れ歯特有のニオイの原因になります。義歯洗浄剤には除菌効果があり、ニオイの発生を防ぐ効果もあります。
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最近入れ歯が合わない気がするんじゃよ。
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入れ歯も日ごろのケアが大事ですよ。
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入れ歯のお手入れをすることで、お口と全身の健康がアップするんだワン!
じいじ、違和感があったら歯医者さんに行くんだワン!