セルフケア
みがいても、みがけていない
家庭でできるセルフケアの代表といえば、歯ブラシによるブラッシングでしょう。ほとんどの人が1日2回以上みがいているのですが、みがき残しが多いのが現実です。ものを食べたらすぐに、歯垢のたまりやすいところを重点的に、ていねいにみがきましょう。
歯ブラシは、こまめに交換を…
歯ブラシは古くなると機能が弱まり、同じ時間みがいていても、歯垢をしっかり落とせません。歯ブラシの交換時期は、みがき方やみがく回数によりさまざまですが、少なくとも1ヶ月を目安に新しいものと交換したいもの。毎月1日とか10日を、交換日と決めておくのもいい方法では…。
口の状態によって最適な歯ブラシは違います
歯ブラシには、長さ、大きさ、毛先の形状や硬さなど、さまざまな種類のものがあります。口や手の大きさ、歯並びなどの口の状態、歯間や歯肉の状況に合わせて最適なものを選びましょう。歯科健診の際にブラッシング指導を受ければ、自分に合った歯ブラシ選びやみがき方について適切なアドバイスが受けられます。
電動歯ブラシは、特にこんな方に有効
最近は電動歯ブラシも普及してきました。よりていねいにきれいにみがきたい人、利き手の関係で左右のみがき方に差がでてしまう人、手がすぐに疲れるお子さん、手先が不自由になった高齢者などに特に有効です。なお、電動歯ブラシ用の液体歯みがき剤を使うと、より効果が上がります。
歯みがき剤は、上手に使いわけましょう
家庭でできるセルフケアの代表といえば、歯ブラシによるブラッシングでしょう。ほとんどの人が1日2回以上みがいているのですが、みがき残しが多いのが現実です。ものを食べたらすぐに、歯垢のたまりやすいところを重点的に、ていねいにみがきましょう。
液体歯みがきはブラッシングの前、それとも後?
液体歯みがきは、ブラッシングの前に使用いたします。 液体歯みがきは練歯みがきと異なり、液体なのでお口の隅々まで広がる効果があります。ただし、清掃剤(研磨剤)が入っていないので、歯の着色がみられる場合は、清掃剤(研磨剤)入り歯みがきを使用したほうがよいでしょう。
歯間清掃用具の併用で歯垢の除去率をアップ!
歯ブラシと歯みがき剤を使って、熟練者がていねいにブラッシングしても、歯垢の除去には限界があります。その理由は、歯と歯が接している面、歯と歯ぐきの境目、奥歯の噛み合う面にある溝の部分などには、毛先が届きにくいからです。そこでおすすめしたいのが歯間清掃用具の併用。ブラッシングに加えて、フロスや歯間ブラシを使えば、お口の中の歯垢のほとんどを除去することができます。
フロスや歯間ブラシ、その他にもいろいろ
フロスは糸の一種で、両手の指先に巻き、歯と歯の間をノコギリを引く要領でゆっくり前後させます。歯間ブラシは、歯と歯の間の広い方や部分入れ歯あるいはブリッジをされている方に特に最適。歯肉のマッサージ効果もあります。
最近、噛まなくなったと思いませんか
卑弥呼の時代の食事と現代の食事を比べてみると、噛む量が約1/6、所要時間で1/5。昭和10年と比べてさえ、噛む量は60%も減って、食べる時間は半減しています。
歯ごたえのある食事やガムを習慣に…
最近のメニューは、噛まなくてよいやわらかいものばかりが好まれる傾向にあります。しかし、よく噛むことは全身にさまざまな効用をもたらします。噛みごたえのある食材を活用し、調理方法にも工夫をこらしたいもの。食事以外にはガムも噛むなど、普段から噛む習慣を身につけましょう。