インタビュー14インタビュー時年齢:72歳(2017年2月28日)
再生時間:03:38 アップロード日:2017年12月04日
この辺(両親指で頬骨の下あたりを押しながら)、マッサージなんかもしたんですよね。あのー、ヘルパーが来て。(訪問歯科医が)ヘルパーに指示をして。と、マッサージすると飲み込みが何か良くなるしね。声も出てくるからって言って。それでね、それしばらく続けたんです。うがいも下向いてやって、上向くとむせちゃうから下向いてうがいして。自分でできるかと思ってもやるとむせちゃうし。だから先生の指示どおりやって。そうしてるうちにだんだんにね、とろみで作ったお水が飲めるようになって。今はお湯を少し飲めるんですけど、やっぱりとろみがないと……むせちゃうんです。
――ああ。難しいですか。
時々「とろみ要らないよ」って言うときもあるんですけど、「危ないから飲んでるんだ」と。
――マッサージしてもらったっていうの、それは、マッサージとかって痛くはないんですか、お顔をやるのって。
痛くないですけど、ちょっとやるだけですけどね。こういうとこやってんですよね。
――気持ちいいですか、マッサージしてもらって。
気持ちいいほどもやってないですけども。でも決まってやってくれたの。
――何分ぐらい、30分ぐらいやるんですか。そんなにはやらない?
そんなにやらない。
――10分ぐらい? (本人軽く頷く)
毎日、来るたびに。
――来るたびに、ああ。やっぱり効果は感じられました?
だんだん良くなってきたから効果があったのかなと思います。
――ご自分ではなさらなくて、やってもらうっていう感じですか。
自分でやる気力がない。
――ああ。やっぱり疲れてしまう? 全体にやっぱり筋肉が落ちてしまっているってことなんですねえ。
そうです。呼吸も、そのー、大変で。呼吸が浅くて苦しかったんです。
――今はどうですか。
今はそんなことないですけど。
――じゃ、ほんとにとっても回復してこられたんですねえ。
そうですね。しゃべんのも大変だったから、うん。
――今も、でも疲れないですか。大丈夫ですか。
もうこのぐらいなら大丈夫です。