インタビュー06インタビュー時年齢:63歳(2016年4月8日)

#02 インプラントでは歯を抜いてから土台(人工歯根)を埋め込んで、歯を固定させるのに半年近くかかる。自分は骨が薄くなっていたので人工骨を用いて3年がかりで治療した

再生時間:2:53 アップロード日:2017年01月19日

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語り

――で、そのインプラントって、いっぺんにその6、5本かな、分からないけど、その数をやってしまうんですか。

いやいや、それはできないんでですね、やっぱり、間、やっぱり、1年ぐらい…、ぐらいかけてですね。というのは、インプラントは、えー、歯を抜いて、えー、それから、その、なんて言う、土台みたいなのを埋めて、えー、それでしばらく放っておくんですよね、安定するまで。それは3カ月から4カ月かかるわけです。で、それで、その上にこの台を、歯を乗せて、固定させてというので、大体、5、6カ月かかるんじゃないですかね。その1回のその治療で。インプラントするのに。そうすると、まあ、そっからまた間あけてということになりますよね。だから、1年に1回ぐらい、3年がかりで3個所やるとか、まあ、そんな感じですよね。

――土台がしっかりするまでの間の、何カ月間かの間っていうのは、歯がない状態?

いや、仮の歯みたいのを…入れておくんですね。それで一応、日常生活はできるわけです。「できるだけ噛まないように、反対側でやってください」って。で、「こっちやったら、じゃあ、今度、こっちにしましょう」と、こういう形ですよね。だから、いっぺんにはできないですね。

――で、さっきおっしゃってた、何か新しい方法を使われたっていうのは、その土台のさらに下のことなんですかね。

それで、それはですね、あの、骨がもう薄くなってて、通常インプラントっていうのは、こう、クギみたいなのを打って土台作るんですね、固定するために。その歯のこの先っぽが、こういうふうに肉の中に入っていくんです。歯茎に入っていって。それの打つ杭がですね、あの、一定の長さが必要なんですよ。それの長さをその取るのに、骨がもう溶けてて、薄くなってて、できない。で、「試しに…、あの、やってみませんか」と。「人工骨という技術がありまして、それを混ぜると、周りのそのカルシウムを吸収して、自然の骨も増えてくるんで。で、それをやったあとにインプラントをやれば、できるかもしれません」。で、「初めての試みなんで、半額にしますから」とかなんとか言われてですね、「半額に」というか? で、やってみたんですね。要するに、技術料取らなくて、材料費だけみたいなものだったと思うんですけどね。

プロフィール

インタビュー06
インタビュー時年齢:63歳
(2016年4月8日)

首都圏在住・会社役員。社会人になってからずっと勤務先の企業内医療施設の歯科で虫歯や歯周病の治療も定期健診も受けていたが、50代前半で関連会社に移ったのを機に転院。主治医に勧められて、それまで詰め物や被せ物をして保存的に治療してきた歯を抜いてインプラントにした。親知らずも含めるとこれまでに6本くらい抜いているが、インプラントのおかげで自分の歯と同じように噛むことができている。