インタビュー01インタビュー時年齢:56歳(2016年2月20日)

#05 歯周病は消化器全体の健康につながっていくので、むし歯だけでなく歯周病の予防教育も大事だ

再生時間:2:03 アップロード日:2016年06月29日

語り

いや、なんかやっぱり歯周病はあなどってはいけないっていう、その一言しかないですね。なんか、あの、むし歯のことばっかり考えてたんですよ。で、むし歯にならないように、むし歯にならないようにって思ってたんですけど、

なんか、子ど、そう、子どものころの教育って、基本的に子どもは歯槽膿漏にならないのかもしれないですけど、歯周病とか、よくわ、私は知らないんですが、その、小学校とかのころは、ほんと、むし歯菌の、何かポスター自分で作ったりとか、むし歯予防とかすごくそれは、習いますよね、学校で。で、健診もあったし、小学校のころとか。なので、まあ、歯は大事にしなくちゃいけない、むし歯になっちゃいけないっていうことだけ思ってたんですけど。その、むし歯は確かに痛いんですよね。でも痛いけどそれで治療すれば(治まる)っていうのがあるから、「まあいいや」と思っちゃうんですけど、ほんとにその歯周病だと、歯ぐきとかが、その、口全体で臓器っていうか、なんか消化器全体みたいな感じにつながってくる感じが、今回の経験であったので。「あ、一本繋がってるんだな」っていう。あの、それはすごく思いました。だから、あのー、もうちょっとそういう教育とかも、あってもいいんじゃないのかなって。

うちはたまたま予防に熱心な歯医者さんなので、子どものときからのかかりつけのお医者さんが。なので、定期的にね、ちゃんと磨けてるかどうかを歯科衛生士さんが診てくださって。で、ブラシの使い方、フロスの使いかとか、全部、こう、指導してくださるんですけど、そういうのって他の人たちはどのぐらいやってるのかなとか。歯を磨く人はすごく増えたと思うんですけど、例えば、なんかちょっとお昼休みとかの、オフィスビルの中行ったら、結構女性のお手洗い行くと皆さん歯を磨いてらっしゃるので、私が若いころに比べると歯を磨く人は増えたなって思うんですが、その人たちがどういう目的で歯を磨いているのか、その辺は知らないので、皆さんどんなふうに思ってるのかなと思います、はい。

プロフィール

インタビュー01
インタビュー時年齢:56歳
(2016年2月20日)

首都圏在住・団体職員。52歳のとき乳がんの診断を受け、温存手術と放射線療法を受けたのち、抗がん剤治療を受けた。以前からあった歯周病のため、抗がん剤治療で白血球が下がるとひどい歯肉炎になり、上あごの左半分が腫れあがってものが噛めず、夜も眠れない状況になった。当初は痛み止めで乗り切ろうとしたが、耐えきれず左上の奥歯を抜歯した。歯周病とがん治療のかかわりについて事前知識が欲しかった。