8020読本 口腔機能発達不全症ってなぁに?

CHAPTER2

口腔機能の発育過程

乳児期(出生〜12か月ごろ)

ポイント

歯みがき習慣をつけるにあたり、出生後から口のまわりをさわられたり中を見られたりすることに慣れさせると、発達不全などのお口の困りごとを見つけやすくなります。

幼児期初期(12〜18か月ごろ)

食べる機能

話す機能

個人差もあるが、18か月までにママ、パパ、ワンワンなどの単語を15~20語ぐらい話すようになります。知能の発達に伴って、発音機能も発達します。

幼児期中期(1歳半〜3歳ごろ)

食べる機能

話す機能

300語を超える単語を話し「ママ、おもちゃ、とって」などの3語文を話すようになるが、個人差があります。
さかんに声を出したり、言葉を言ったり、大人がかけた言葉を繰り返したりするようになります。

幼児期後期(3〜6歳ごろ)

食べる機能

話す機能

5歳ごろには単語も1000語を超えて「いつ」「なぜ」などの質問がわかり、つっかえることなく話せるようになります。

子どもの心の発達
  • 15か月ごろには離乳食を終えて、どんなことも自分でやりたいという気持ちが高まります。

  • 18か月ごろには、スプーンやフォークを使って、自分で食べることが増えていきます。

  • まわりの子どもとコミュニケーションがとれるようになり、友達の行動を見て自分が反応することができるようになります。

  • 自我が確立して自己主張が強くなり、保護者からの声かけに対して、自分が好まないことは「イヤ」と断るようになります。(イヤイヤ期・第一次反抗期)

  • 友達関係がつくられ、協調的な行動がみられるようになっていき、保護者からの声かけに「イヤ」と言うことが減っていきます。

学童期(6~12歳ごろ)