PART3低栄養を防ごう
筋力低下を防ぐ
動物性タンパク質は必須
タンパク質の中でも、とくに動物性タンパク質の摂取は有効です。毎食、肉か魚をとるようにすることで、筋肉量の維持には大いに役立ちます。
1日にとりたいタンパク質の豊富な食品例
- 豚もも肉
- 60g(鶏もも肉、牛赤身肉)
- 卵
- 1個
- 鮭
- 1切れ(ぶり、あじの干物など)
- 豆腐
- 1/3丁(納豆・1パック)
- 牛乳
- 200ml(ヨーグルト・200g)
噛む力を鍛える食事の工夫
- 少なくとも1品は歯ごたえのあるものに
- 炭水化物(白米のごはん、パン、麺類など)はやわらかいので、あまり噛まずに飲み込めてしまいます。噛む力を低下させないために、肉や食物繊維の多い食材(ごぼう、生のキャベツ、切り干し大根など)をメニューに入れましょう。
- 食材は大きめに切る
- 大きめの食材は、口を大きく開けてよく噛まなければならないため、口のまわりの筋肉が鍛えられます。
- 市販の惣菜を上手にとり入れる
- 食卓がにぎやかになれば、食欲がわきます。また、便利なものを活用すれば欠食を防ぐこともできます。市販の惣菜や冷凍食品、お弁当の宅配などを利用して、食べる力を低下さないようにしましょう。