CHAPTER9
飲み込むパワー（嚥下(えんげ)機能）をつける体操

飲み込みに必要な筋力をつけることで、食べこぼしや食事中にむせるなどの症状を改善していきます。

開口訓練
1日10秒間×2セットを
朝夕に行う
- ① ゆっくり大きく口を開け、10秒間保持する
  　（お口を開くときには、無理せず痛みが出ない程度に）
- ② しっかり口を閉じて10秒間休憩する
おでこ体操

① 指先を上に向け、手のひらでおでこを押し合うようにする
② おへそをのぞきこみながら、５つ数える

※首に痛みのある方や高血圧の方は避けましょう。
ベロ出しごっくん体操

ベロをあまり出しすぎないのがコツ！

ベロを少し出したまま、口を閉じてつばを飲み込む
ごっくん体操
- 体操の前にチェック！
  
  のどぼとけに手を当て、ゴクンと飲み込み、のどぼとけが上がることを事前に確認する。
- ❶のどぼとけを上げる
  
  のどに手を当てたまま、あごを少し引く。
  ゴクッと飲んで、のどぼとけを上げる。
- ❷上げたまま5秒保つ
  
  ※ 5秒が難しい場合は、できる長さで無理をせず行いましょう。
- ❸息をしっかり吐き出す
  
  おなかからしっかりと息を吐き切る。