インタビュー02インタビュー時年齢:50歳(2016年2月22日)

#03 差し歯と歯ぐきの間に黒っぽい金属の色が見えてしまうのが嫌だったが、数年前に作り替えてからは遠慮なく笑えるようになった

再生時間:2:58 アップロード日:2016年06月27日

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語り

数年たって、やっぱり嫌だって思ったことっていうのが――これはもうその、歯医者さんの技量だったのか、私の歯ぐきの状態だったのか、誰にも答えはないことなんですけれども――人工物を入れると、歯ぐきと人工物の間に金属片が見えてしまうんですね。だから、例えば、ニッて笑うと、歯ぐきと、歯ぐきと歯の間のこの付け根の所が、普通の健康な歯であれば、ピンクに白っていう状態なのに、その間に黒っぽい金属の色が見えてしまうので、それがとても嫌でした。
で、それは、「なんとかならないんですか」って、治していただいた歯医者さんに、「できました。治療終わりです」って言われた瞬間に、「え、こんなはずでは」って思ったので、「これはどうなるんですか」っていうふうに聞いたら、「歯ぐきが自然に回復して下がってきて見えなくなります」って言われて、そこから次の歯を入れ替えるまで、ずっと待ったんですけれど結局歯ぐきが下りて来なかったので、とても気になっていましたし。
そのあと結婚して子供を持ってとかっていったときに、その、大人同士だと見てわかればそういうことは言わないと思うんですけれど、小さい子って疑問に思うと声に出してくるので、「おばちゃんの歯なんで黒いの?」って言われて、「ああ、言われちゃうんだな」っていうふうに思うと、思いっきり歯ぐきまで見える状態での、ビッグスマイルはできなくなって、なんとなくこう、写真撮りますよって笑顔をって言われても中途半端な笑顔になったりとか、そういうことはあると思います。

 ただ、それが、数年前に、新しい差し歯に――そう、差し歯っていうのは入れ替えなければいけないというのを、全然知らなくて、最初に治療してくださった先生は、そんなお話全くなかったので、このまま一生、この人工物が見えてしまう黒い歯のまんまでいくのかなっていうふうに、思ってもいたんですけれど、そうしましたら、なにか、あのー、何年かしたときに、たまたま、あの、子供たちが、やっぱり歯並びが悪くて歯列矯正の先生の所に通うようになったときに、…「診せて」って言われて診ていただいて、そのときにあまりに古い差し歯だったので、「もうこれ、こう、耐用年数過ぎてるから替えましょう」って言われて、替えていただいて。
…で、その先生の技術がいいのか、今の技術というか、材料の進歩があったのか、「黒いのが、こう、歯ぐきと人工物の間の黒い金属が見えて嫌なんです」っていうふうに言ったら、「今はそれは大丈夫ですよ」って言われて、ほとんど今は判らない状態に治していただいているので、割と遠慮なく笑えるようになったかなっていうふうには思っています。

プロフィール

インタビュー02
インタビュー時年齢:50歳
(2016年2月22日)

首都圏在住・主婦。28歳のとき階段で転倒し、前歯3本が欠けたりひびが入ったりして、差し歯にした。最初に作った差し歯は歯茎と歯の間に人工物の金属片が黒く見えてしまう状態だったので、ビッグスマイルができなかったが、数年前に作り直してからはそういうことはなくなった。今でも前歯で噛むときには歯の奥の神経に違和感があり、りんごを丸かじりするようなことはできないが、それで特に困ることはない。